いわしのマリネ
2006年 09月 21日
築地に買出しに行ったところ、立ち寄ったお店で、「このいわし、最高にうまいよ」とすすめられたので、15尾ほどお買い上げして帰ってきました。
少し小ぶりですが、キラキラと光って、一目瞭然の新鮮さ。
早速三枚におろし、マリネにしてみました。
ご存知の通り、私は、青魚もお刺身も苦手なので、今日も作るだけで試食は一切出来ないのですが、この身の弾力といい、艶といい、このいわしが美味しいことは、お料理をするだけで、よくわかります。
この前のいわしもなかなかだったけれど、今日のいわしには及びませんね~。
青魚好きの夫も、「脂が乗っていてすごく美味しい」と喜んで食べておりました。
作り方は簡単で、三枚におろし、皮をむいたいわしを塩でしめて、レモン汁でマリネするだけ。
まさに素材命の一品ですね。
これはおまけ。
最後、おろすのに疲れたので、2尾だけは塩水にしばらく漬けてから、ベランダで干物にしました。
すぐにはえがかぎつけて来るだろうと思っていたのですが、意外なことに全く問題なし。
今日はお天気も良かったので、良い感じに仕上がりました。
干物といえば、私は、海の近くで生まれ育ったので、船釣りもよくやったのですが、あじなどが釣れると、その場で開きにして、船の上で干し、よく干物を作ってました。
船の上で作った干物は、太陽と海風と海水のおかげでとっても美味しいのですが、活きたままのあじを開くので、並べてしばらくは、その格好でバタバタするんですよ~。
あじの開きがバタバタしている様子を、想像してみて下さい。
ちょっと怖いでしょう~?
ま、それだけ新鮮だってことなんですけれど…。
あれは美味しかったですね。ちなみに「一夜干し」ではなく、あれも船上で干したバタバタ君です。海水で洗って干すのですが、塩分がちょうど良いのと、やはり海風の効用なのでしょう。本当に美味しい干物でした。いわしは、日を追うごとに味が良くなるようで、毎日楽しみに少しずつ食べているようです。
はい、青魚ダメなんです。焼いたものなら何とか食べられるんですが、生は絶対に絶対に無理~。青魚でなくとも、お刺身は基本的に無理なんです。ところで、アメリカではあんまりいわしは売っていないんですね~。日本でも、いわしは稀少になり、いまや高級魚の仲間入りです。