冷やし中華と赤いウインナー ~「深夜食堂」より~
2013年 04月 18日
「深夜食堂」というドラマ、ご存知ですか?
放映されていたのは、だいぶ前のようですが、テレビ番組情報にはとんと疎い私は、つい先日、友人からこのドラマのことを教えられ、初めて知りました。
そして、なんとなくその気になって、見てみたところ、その独特の世界観にすっかりハマり、今では、ちょっと時間があると、気に入った回の話を、繰り返し見たりしています。(DVD購入済み)
原作は漫画だそうですが、私は、ドラマでしか見たことがありません。
毎回、そのテーマごとに、違うお料理が出てくるのですが、これが肉じゃがだったり、サンドウィッチだったり、焼きそばだったりと、なんてことないメニューであるにも関わらず、何だか妙に魅力的で、見たそばから無性に食べたくなってしまいます。
何しろ、お料理を作る食堂のマスター役の小林薫さんは渋過ぎるし、その他にも個性あふれる役者さんたちが次々に登場するので、ドラマとしてのストーリーはもちろんのこと、その脇役でもあり、ある意味主役でもあるお料理も、(それがたとえ缶詰であっても)私たちの目には、ひとあじ違って映るのかも知れません。
というわけで、今日のランチは、第2部第18話に出てくる「冷やし中華」。
ドラマを見たのは、もう10日ほど前でしたが、その頃には、まだ冷やし中華の麺が近くのスーパーに売られていなくて、ようやく今日になってありつけました。
もやし、卵、ハム、きゅうり、トマト…と、具もドラマと同じものを乗せてみました。
シンプルで美味しい。
そしてこちらは、このドラマをご覧になった方なら、皆様ご存知の「赤いウインナー」。
この赤いウインナーだけが、一部、二部通じて、2回主役を張っている唯一のメニューです。
「赤いウインナーなんて、まだ売っているの?」と思われる方も多いかもですが、最近の赤いウインナーは、植物由来の天然色素で着色しているようで、昔ほどアヤしい食べ物ではないようです。
(昔は、原材料の粗悪さを隠すために、色をつけていたらしいです)
この赤いウインナーにまつわるエピソードは、「深夜食堂」の中でも、最高傑作です。
もしご興味ある方は、一度ご覧になってみて下さい。
きっと赤いウインナーを、食べたくなりますよ。