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2月のレッスン

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(画像 : マルセイユ旧港の魚市場)

<今月のメニュー>
 ・やりいかのアンチョビマリネ サラダ仕立て
 ・ブイヤベース ソ印特製ルイユソース添え
 ・ワイン2種(白・ロゼ)
 ・チーズ(ミモレット24ヶ月)

暖冬かと思いきや、今月は東京でも珍しくよく雪が降りました。
それでもスーパーには少しずつ春の食材も並び始め、春がそう遠くないことも日々感じる今日この頃です。

さて今月は、(12月、1月とお肉続きだったので)魚介だけでメニューを作りました。
まずは、早春の食材「やりいか」を使った一品からスタート。
柔らかくて甘くて繊細なこの春の味覚は、私の大好物でもあります。
今回は、このやりいかを、アンチョビを使ったソースでマリネし、トレビス、アンディーヴ(チコリ)などと共にサラダ仕立てにしました。
やりいかの甘みと食感、野菜の苦味、アンチョビの塩気と旨味、レモンの酸味、これがナイスマッチング!
飽きのこないお味で、ボウルごと抱えてモリモリと食べたくなる一品です。


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メインのブイヤベースは、ベースになるスープ・ド・ポワソンから時間をかけて手作り。
(正式なブイヤベースは、スープをまず先にいただき、続いて具をいただきます)
日本とフランスでは、手に入る食材(魚介類)が違うため、本場マルセイユで定められている「ブイヤベース憲章」通りというわけにはいかないので、日本で調達しやすい材料で作るレシピにアレンジしました。
先日来日していた生粋のマルセイユ人にも試食してもらったところ、「トレ、トレ、ボン!」とほめてもらったので、お味のほどは間違いない模様。
今回は、これに薄切りバゲット、ソ印特製のルイユソースを添えていただきました。
魚介のエキスと旨味だけでがたっぷり詰まったブイヤベース、身も心もホカホカになり、今の季節には嬉しい一品です。
ぜひ皆様も、ご自分で復習してみて下さいね。

そんなわけで、今月は「魚介祭り」でしたので、ワインも白(シャブリ)、ロゼ(コート・ド・プロヴァンス)を選んでみました。
すっきりした飲み口が、魚介に良く合いました。
寒い季節、暖かいお部屋で、冷えたワインをいただくのもオツなものです。

ご参加の皆様ありがとうございました。
by mt_sophia | 2010-02-28 10:50 | クラス(お料理) | Trackback | Comments(2)

極太2.2ミリ

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先日、私がこよなく愛する新橋の「ポンヌフ」の記事にコメントをいただき、私も無性にナポリタンが食べたくなりました。
といっても、新橋まで出かける余裕はなかなかないので、自分で作るしかないのですが、この界隈のスーパーには、極太の麺が売っておらず、よくある1.9ミリの麺で手を打つしかありません。
これじゃあ気分出ないのよね~などと思いつつ、いつものスーパーでハムやピーマンなどのお買い物を済ませ、最後にちょろっとパスタコーナーを覗いてみたら、な、なんと!
この前まではどこを探してもなかったこの極太麺が、ディチェコやバリラなどのお隣に、普通に置いてあるじゃありませんか!
あぁ、夢にまで見た2.2ミリ!


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ブラック×ホワイトの硬派なイメージのパッケージ。(でもなんで?)
小麦粉系でおなじみ「SHOWA」から発売されている商品です。
少なくとも半年前には存在していなかったはずなので、(たぶん)新発売。
どこの国産メーカーも、最近じゃ妙にイタリアナイズされてしまい、パスタも1.9ミリまでのものがほとんどだったのですが、やっぱりこの極太麺の復活を切望される消費者の方も多かったのじゃないでしょうかね。
だってナポリタンは、2.2ミリじゃないと!


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茹で時間16分ですよ、16分!
と言われても、1.6ミリとかの麺に慣れていると、そんなに茹でて大丈夫なのかとさすがに途中で心配になるのですが、10分くらいのところで1本かじってみたら、やっぱりまだまだ全然でした。
ちなみに、通常、パスタはデュラム小麦のセモリナ(粗挽き)のみで作られていますが、この2.2ミリの麺は、デュラム小麦の他に、強力粉も使われています。
つまりパスタというよりは、おうどんとのハーフって感じなんですね。


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美味しいナポリタンを作るコツは、ケチャップをじっくりと炒めることです。
今日の具は、ハム、たまねぎ、ピーマン、マッシュルーム。
そして、最後にパルメザンチーズ(パルミジャーノじゃなくて)、タバスコをたっぷりかけていただきました。
もちもちの麺に、懐かしいケチャップ味!
あ~美味しかった!
by mt_sophia | 2010-02-25 15:48 | 美味しいテーブル(洋) | Trackback | Comments(6)

しかりべつ湖コタン

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さて、この然別湖、ホテルは2軒しかなく、我々は「ホテル風水」という方に泊まりました。
HPを見ただけでも、かなり昭和の雰囲気ですし、泊まったことがある私の家族によると、「あまり期待しない方が良い」とのことだったので、その心積もりでしたが、本当にその通りでした(笑)。
ただ、お部屋は湖に面しているので、景色をさえぎるものはなく、眼の前には、素朴な北海道の自然が広がっています。

その完全結氷した湖面に作られているのが、「しかりべつ湖コタン」。
これを一度見てみたかったので、はるばるやって来たわけなのですが、どう見ても「集落」「村」と呼べるほどの規模ではなく、やや拍子抜け(笑)。
でもまあ、このこじんまりした手作り感が、かえって良い味出してるってことで…。
(「コタン」とはアイヌ語で、「集落」「村」という意味なんだそうです)


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こちらは、そのコタンの中にある氷上露天風呂。
日中は混浴、夜は時間帯によって、男女別に入浴可能です。
私は入りませんでしたが、結構な方々が入ってました。
奥のお風呂に入っている裸の男性(見えるかな?)は、この後、雪の上に裸のまま寝転んでいたので、意外と温まるようです。
(あ、もちろん水着着用でしたよ)

左手に映っているのが、私たちが宿泊したホテルです。


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湖面の上にポコポコと建っているイグルー(住居)。
ドアが付いた「かまくら」です。
ここはホテル(?)になっていて、中には氷で出来たベッドがあり、宿泊可能です。
氷点下30度対応のシェラフを貸してくれるそうなので、それで寝ればぽかぽかぐっすりらしい。
(実際、この日も泊まっている方がいらっしゃいました)

この他、来週ここで結婚式を挙げる方がいらっしゃるそうで、チャペルも建設中でした。


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そしてこちらがIce Barの入り口。
この画像だと小さな建物に見えますが、実際に中に入ると、とても広いんです。
11月くらいから準備を始めて、2ヶ月近くかけて作っていくのだそう。
もちろん、氷は全てこの然別湖の氷を切り出したものです。
透明度が高く、少し青みがかっていて、とても美しい氷です。


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中にはなんとコンサートホールや、ミニシアターまであります。
これら全て、スタッフの方の手作りだというのだから素晴らしい。
この週末は、地元出身のアーティストのライブがあったので、私たちも夕食の後、聴きに行きました。
氷の中に音が響き、結構良かったです。


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テーブル、グラス、椅子、柱、カウンター、階段、看板、全て氷です。
氷のグラスは、自分で作ることも出来ます。
(このための氷だけは、飲食用の氷を使っているそうです)
上記の温度計、上がこの建物内、下が外の気温です。
いずれも氷点下ですが、中にいる分には、不思議とそれほど寒さは感じませんでした。
ここだけは、想像していたよりずっと素敵だったので、はるばる来た甲斐があったと素直に思いました。


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アルコールの瓶が、閉店後もそのまま飾られているのを見たフランス人は、「さすが日本。フランスだったら、朝には全部ボトルが空になっているよ」と笑ってました。


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骨折事件発生で、ドクターストップがかかっていた我が夫ですが、やはりお留守番は淋しいらしく(?)、迷った末に強行参加。
さすがに温泉には入りませんでしたが、骨折した方の足に、ビニール袋を巻いて(わかるかな?)、このIce Barには行きました。
ちなみに、飛行機に搭乗する際、案の定セキュリティチェックで、骨折箇所に入れているワイヤーに金属探知機が反応し、かなりしつこく身体検査されてました(笑)。

ジョンくんは、さすがおなかの中にいた頃、知床の流氷の中を泳いだだけあって、雪と氷には愛着がある模様!?
大喜びで、ひたすら雪と戯れていました。
現在1歳9ヶ月、記憶には残らない年齢でしょうけれど、見たもの、触れたものの全てがこれからの彼を作ると信じているので、今から出来る限り色々なことを経験させたいなと思っています。


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翌朝は、朝食後、再びIce Barに寄り、コーヒーを飲んでから、ホテルを出発。
途中、白鳥飛来地で有名な十勝川温泉に立ち寄って、帯広空港から帰京しました。
(画像には鴨ばかりですが、実際は白鳥がたくさんいます)

フランス人親子は、私たちより数日早く出発し、釧路→阿寒湖(屈斜路湖、摩周湖)を廻ってこの然別湖に来たのですが、どこもとても良かったとご満悦の様子でした。


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ちなみにこれが昨年4月のフランス滞在時の画像。
10ヶ月の間に、ふたりとも成長してますね。
(その分私たちも○化が進んでるってことですね~)


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ということで、今回も新たな日本の魅力を発見出来た楽しい旅でした。
唯一の心残りは、せっかく良いワインを持っていったのに、ホテルにあったのが、お猪口のような小さな安グラスだけだったこと。
「悪いワインをリーデルで飲むよりずっと良いよ」とフランス人は慰めてくれましたが(笑)、せっかくのワインも、このグラスじゃ魅力も半減。
今度こういう時は、グラスもちゃんと持っていこうと心に決めました。

今回この然別湖へ来て、地元の方々の自然を愛する気持ちと、街を盛り上げようという情熱をひしひしと感じました。
皆様も、機会があれば、ぜひ一度、氷と雪の世界へ!
by mt_sophia | 2010-02-16 15:42 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(6)

然別湖

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さてさて、このIce Bar、北海道は然別(しかりべつ)湖というところにあります。
然別湖へは、帯広の空港から北に車で1時間半ほど。
北海道内で、最も標高の高いところにある自然湖だそうで、年間の半分は、雪と氷に覆われているという、北海道の自然が豊かに残る素朴な湖です。
冬の間、その完全結氷した湖の上に、氷と雪で作られた「コタン」が登場します。
(コタンとは、アイヌ語で「村」とか「集落」という意味だそう)

今回は、フランスから友人が来日し、北海道を旅しているので、私たちは、この然別湖で彼らと合流することにしたのでした。


f0107364_1041262.gif…と、その前に、まずは帯広市内に立ち寄り、帯広名物の「豚丼」を。
名物だけあって、お店は数知れず存在するようですが、我々は初めてなので、「豚丼発祥のお店」といわれる「ぱんちょう」というお店に行ってみました。
たれは甘辛で、炭火で焼いた豚肉は香ばしく、脂身がとっても美味しい。
豚肉好きの私は、とても気に入りました。

ちなみに、帯広出身の友人によると、「帯広の人は、豚丼をわざわざお店に食べには行かない」とのこと。
まあ確かに、誰でもおうちで作れるような気はしないでもないですが、でも美味しかったです。
出来れば、あと2店くらい行きたかった。


f0107364_10572848.gif帯広には、あの「六花亭」の本店があります。
今は日本全国どこでも買えるし、私たちが子供の頃のような「北海道といえば六花亭」みたいなのも薄れてきましたけれど、せっかくなので、一応立ち寄ってみました。

2階にはカフェもありますが、1階にはコーヒーの無料サービスがあり、その場で買ったお菓子をささっといただくことも出来ます。
我々は、「3時間以内に食べてください」という本店限定のコロネのようなパイを1本買ってみましたが、確かにサクサクで美味しかったです。

ここに来たのは初めてなのに、どこかホッとするような、懐かしさを感じるお店でした。


f0107364_11175028.gifその後、帯広市内から然別湖に向かって車を走らせていたら、なんとこんなところに「幸福駅」発見!
「幸福⇔愛国」の切符、昔、流行りましたよね~。
北海道の鉄道駅で、その後廃線になったことは知っていましたが、このあたりのお話だとは全く知らず、看板を見つけて、思わず立ち寄ってしまいました。
が、もっと驚いたことに、意外と観光客も多く(特に中国人)、お土産物屋さんも数店舗あり、本日の日付入り「幸福⇔愛国」の切符も売られていて、しかも結構な人が買っていました。


途中、帯広では有名なワインのお店に立ち寄り、今宵のためのワインとシャンパンを調達。
その後、然別湖までの道は、雪がほとんどなく、お天気も良かったのでスイスイでした。
(帯広市内に至っては、東京とほとんど変わらず、ベビーカーも全くOK)


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ホテルに到着後は、早速スノーウエアに着替えて、コタンを見学に行きました。
ジョンくんは、初めて触れるパウダースノーに、大喜びでした。

(つづく)
by mt_sophia | 2010-02-15 10:21 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(2)

Ice Bar

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2年前のオホーツク流氷旅行に続いて、再び雪と氷の世界。
氷点下7℃のこのIce Bar、カウンターも、柱も、椅子も、グラスも、テーブルも、全て氷で出来ています。
by mt_sophia | 2010-02-14 17:29 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(6)

カスレの残りでパスタ

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1月の末から、国内外からのお客様が続き、ちょっとバタバタしておりました。
お料理も色々作ったのですが、なぜか画像を撮るまでには至らず、その時の画像は一枚もありません。

加えて、先週、我が夫が、あることが原因で右足の親指を骨折するという緊急事態が発生。
幸い、友人の整形外科医が速攻で手術を施してくれたので、大学病院での手術待ちや入院をすることなく済み、仕事への支障は最小限にとどまったのですが、全治まではおそらく3ヶ月くらいはかかるだろうとのこと。
(骨1本ではなく、複数本が折れている「粉砕骨折」なのだそうです)

元々、その「原因」となったことに、兼ねてから猛反対していた私は、同情するどころか、「だから言ったでしょー!」と怒り爆発。
「自業自得よ」と、冷酷非情な鬼嫁に徹しています。
世の妻帯者の皆様、奥方様の忠告には、おとなしく従った方が、後々の身のためですよ~!

そんなわけで、この休日も、おうちでおとなしく過ごして(そうせざるを得ない)います。
ランチは、先日の我が家での友人とのディナーの際に作ったカスレの残りでパスタ。
チキンのコンフィを、適当にほぐして、そのまま茹でたパスタと合えました。

コンフィも、もちろん自家製です。
コンフィのこのしっとりふくよかな味わいは、何にしても美味しい~。
カスレの残りは、この他、オムレツに入れたり、炒飯にしたり、色々使い廻しました。


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話は全く変わりますが、その夫の骨折事件が起こる1週間ほど前に、山の家近くの「ふじてんリゾート」に行って来ました。
ここは、人工のスキー場で、雪が降っていなければ、駐車場までノーマルタイヤで行けるので、気軽に利用できて便利です。
ジョンくんは、生まれて初めてそり遊び。
非常に楽しそうだったので、また来ようねと話していたのに、そんなわけで、今シーズンはこの1回のみになりそうです。(ったく~)
by mt_sophia | 2010-02-11 13:17 | 美味しいテーブル(洋) | Trackback | Comments(4)