2007年 12月 08日 ( 1 )


三つ星フレンチ ~ロオジェ~

この半年間、週末は東京にいなかったこともあって、いわゆるフレンチのグランメゾンとは無縁の生活を送っておりました。
(ま、こちらにいたとしても、そんなところに毎週末行けるわけでは到底ありませんが)
そろそろ正統フレンチが恋しくなってきた今日この頃、夫のお仕事も一段落、私もちょっと気になっていたことが先日ようやくクリアになって落ち着いたので、打ち上げ、お祝い、その他もろもろを兼ねて、久しぶりに夫婦二人で、フォーマルなディナーへと繰り出しました。

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今夜のお店は、この度ミシュラン三つ星に輝いた銀座のフレンチ「ロオジェ」。
(「ロオジェ」とは、銀座の街に多く見られる「柳」を意味します)

私は、だいぶ前、ジャック・ボリー氏の頃に2度ほど来たことあるのですが、夫は初めて。
星を取ることは充分に予測できたことなので、実はもう、2ヶ月ほど前から予約を入れておきました。
(案の定、発表後は、連日満席で、電話もなかなかつながらないとか)


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ディナーコースは、1.8万円と2.4万円。
(その他おまかせ、スペシャルみたいなので、3.5万円、5万円もありました)
同じものを頼んでも芸がないので、私たちは、それぞれ1.8万円と2.4万円のコースを選び、1.8万円のコースは1品少なかったので、同じタイミングでお食事できるよう、スープを追加でお願いしました。

左から、アミューズ(鱈のムース)、真鯛のカルパッチョとタルタル、きく芋のスープ。
スープは、中にうにのフランが入っていて、ふんわりと柔らかく、優しいお味でとっても美味しかった。


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私のメイン2種。
左は、うなぎを使ったお料理(お皿の右の赤いもの)。
右は、小鳩。
うなぎは、確かラズベリーか何かベリー系を使ったおソースでしたが、これがゆるい感じに火の通ったうなぎと全く合ってなくて、一口食べてギブアップ。
こういうことは非常に珍しいのだけど、これを美味しいと思う日本人がいるのか!?と首を傾げたくなる一品でした。
ん~。。。

一方、小鳩は、しっとりとコクのあるお肉で、非常に美味でした。
夫のメインは鹿でしたが、鹿よりこちらの小鳩の方が美味しかったと、意見が一致。

この後、コースには、チーズも含まれるので、ワゴンから何種類か選び、20年ポートと共に。


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デザートが充実していることでも名高いロオジェ。
メインのデザートをメニューからひとつ選び、あとはワゴンから小さなデザートをお好きなだけどうぞというスタイルです。
私は粉物デザートはほとんどいただかないので、「何とかと梅酒のソルベの盛り合わせ」というデザートの「梅酒のソルベ」だけお願いしたところ、他のソルベも一緒に盛り合わせて持って来て下さいました。(画像右)

左は、その前に出てきたお口直しのパイナップルのソルベ。
小さな牛乳瓶に入っていて可愛らしいです。
私は左利きなのですが、それをちゃんと見ていて、スプーンを左向きに置いて出して下さるのはさすが。
奥に見えるのは、クレームブリュレ、マカロン他のプティフール。


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こちらはワゴンより。
左は、フルーツの盛り合わせに、ミルクのソルベ。(またソルベ!?のソルベ好き)
右は、木苺のマシュマロと、フレッシュないちごにバニラ、シナモン、桜風味のシュガーをまぶしたもの、カカオのパーセンテージが描かれているお茶目なチョコレートです。

この他、デザートワゴンには、ケーキ、焼き菓子、フルーツ、ソルベ、チョコレート、飴菓子、キャラメルなどなどがてんこ盛り。
デザートにはそれほど思い入れのない私でさえも、その夢の国のようなワゴンを見るだけでかなり興奮ものなので、デザート好きの方は、きっと狂喜乱舞でしょう。


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今日は、シャンパン、白、赤、食後酒とも、ボトルではなく、お料理に合わせてグラスでいただきました。
グラスは、フランス以外のワインも数多く揃っていて、なかなか面白いラインナップ。

一応ワインリストも見せていただいていたのですが、ホールに背を向けて座っていた夫が、背後から忍び寄るソムリエ氏に気がつかず、「これにするか!」と(もちろん冗談で)50万円のムートンを指差していたところを覗き込まれ、焦っていたのには笑いました。


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どうも私は、外国人シェフとあまり相性が良くないのか、それ系のお店に行くと、お料理全体に妙なちぐはぐ感を禁じえず、結局首をかしげて帰ってくることの方が多いような気がします。
和の食材をフレンチに用いるのが流行り(というかもはや定番)なのは良く存じ上げておりますが、やっぱり外国人シェフと日本人シェフでは、食材へのアプローチの仕方が全然違うんじゃないかと。

特に今回の「うなぎ」には、古くからうなぎを蒲焼にして食す習慣を持つ日本人に、あのお料理は無謀な挑戦なのではないかと、誠に僭越ながら思うわけです。
それとも単に、私には三つ星の味を理解する舌力がないのでしょうか。
(でも、ボリー氏の頃は、そんな風に感じなかったけどなあ)

以前はアラカルトで頼むことが多かったフレンチでしたが、最近は「何が出てくるかな~」のお楽しみ感を味わいたくて、あまり考えずにコースをチョイスすることが増えました。
今回は、そんなわけで「うなぎ」でハズしてしまいましたが、最初からメニューをじっくりと吟味し、アラカルトで自分の好みの食材を選んでいれば、またきっと印象も違ったかも?

こてこての装飾もなく、むしろシンプルなお店構えなのに、充分にエレガントでリラックスできる雰囲気、そして行き届いたサービスはさすがと思いました。
が、同じ三つ星なら、私はカンテサンスに(大きく)1票かな。
あのうなぎ、「あれは絶品でした!」という方がいらしたら、ぜひコメント下さいまし。


レストラン・ロオジェ
中央区銀座7-5-5   
Tel :3571-6050

また行きたい ★★★☆☆

by mt_sophia | 2007-12-08 20:27 | 美味しいお店(洋) | Trackback | Comments(2)
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食べること飲むこと作ること大好き。日々の「美味しい」をお届けします。


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