2月のレッスン
2008年 02月 27日
<今月のメニュー>
・サルシッチャのクロスティーニ
・車えびと温野菜のサラダ ルイユソース
・魚介のスープ(おまけ)
・牡蠣とほうれん草のリゾット
・赤ワイン2種
・チーズ(ゴルゴンゾーラ・ピカンテ はちみつ添え)
冷え込みが厳しかったこの2月ですが、市場やスーパーには、春の食材が増え始め、少しずつ季節が進みつつあることを実感します。
今月は、そんな季節の移り変わりも意識しながら、メニューをご用意いたしました。
前菜2品がボリュームたっぷりなので、今月は、リゾットをメインにしています。
まず前菜その1は、サルシッチャのクロスティーニ。
手作りしたサルシッチャを、「オーバカナル」のフィセル(一番細いバゲット)に塗り、オーブンで香ばしく焼き上げました。
カリカリのバゲットを一口かじると、じゅわ~っとサルシッチャの肉汁が口の中に広がります。
ワインに良し、ビールに良し、万人に愛される美味しく簡単な一品です。
前菜その2は、車えびと温野菜を使ったサラダ。
ルイユソースは、マルセイユ出身の友人直伝のレシピを、麗しい美女の皆様のお口に合うように、にんにく控え目にアレンジしました。
温野菜は、ここ数年じわじわと広まりつつある「ロマネスコ」などを中心に、ミニキャロット、ミニだいこん、スナックえんどう、メイクイーンなど、彩り良く5種類の盛り合わせ。
カリフラワーの一種であるロマネスコは、初めて目にした方が多かったようで、皆様、最初はその見慣れぬ形状に驚いていましたが、食すと甘くて優しいお味で、概ね気に入っていただけた模様。
カリフラワーなので、本来の旬は冬なのでしょうが、優しい緑色は、春のイメージに近いです。
見つけたらぜひ使ってみて下さい。
車えびは、築地にて仕入れました。
画像のようにおがくずの中に埋もれた状態で持ち帰り、ベランダに放置しておけば、今の季節なら、1、2日くらいは普通に元気です。
最初は、活きたままお料理していたのですが、あまりに活きが良く、跳ねまくって作業に苦労したので、途中から、1時間ほど氷水でしめた状態(凍死ともいう)にしてから使いました。
ゆっくり火を通した車えびは、甘味が強く、身も柔らかくて、と~っても美味しい!
頭の部分は、他の魚介類と合わせてサフラン風味のスープにし、一口ずつですが、おまけってことで、皆様に召し上がっていただきました。
(こちらは、私が毎回ある食材で適当に作ったので、レシピはお渡ししていません)
そしてメインは、牡蠣とほうれん草のリゾット。
シーズン最後の「冬の食材」の登場です。
牡蠣とほうれん草は、非常に相性が良く、まさに黄金の組み合わせ。
牡蠣はたっぷりごろごろ、ほうれん草は丸ごと1束使いましたので、栄養も満点、体も温まります。
冬だからこそ楽しめる、簡単で美味しい一品です。
今月は、寒い日が多かったせいか、体調不良等でお休みされた方が何名かいらっしゃいました。
(クラス調整にご協力下さった方々、ありがとうございました)
来月は、全員の方々と、元気にお会いできることを楽しみにしています。
また来月もよろしくお願いいたします。