ふわふわVSかりかり

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ちょっと前になりますが、立て続けに2店でうなぎを食しました。
いずれもお店は都内ですが、1軒は江戸前うなぎの老舗、もう1軒は昨年東京に進出した名古屋のひつまぶしのお店です。
江戸前のうなぎが、一度うなぎを蒸してから焼く「ふわふわタイプ」であるに対して、名古屋のうなぎは、蒸さずにそのまま焼く「かりかりタイプ」。
その味わい、食感は、まさに両極端です。
間を置かずに食べると、両者の違いがまた一段と良くわかり、なかなか面白い体験となりました。


f0107364_1918362.jpgまずは、江戸前のふわふわうなぎといえばこのお店。
南千住の「尾花」です。
場所からして全くのテリトリー外である上に、いつだったか、行く気満々で朝早く(開店時間前に)お電話したら「すでに70人くらい並んでいます」と言われ、すっかり行く気も失せて、以来、ご縁もなかったのですが、この日は珍しく気が向いたので、出かけてみました。

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のれんをくぐり、趣きのある日本家屋の中に入ると、中はお座敷になっています。
時間をずらしたせいか、この日は待ち時間なしですぐに座れましたが、ピーク時は、90~120分待ちは当たり前とか?


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うなぎが出てくるまでに小一時間はかかるとのことなので、まずはこちらから。
「卯巻き」と「茶碗蒸し」です。
卯巻きは、卵が濃厚でふわふわ、甘めのうなぎとのバランスも絶妙で、両方が一緒にお口の中でとけちゃいます。
茶碗蒸しは、上品な味わいで、きめ細かい生地が、ぷるぷるで非常になめらか。
ここの茶碗蒸しは絶品と聞いていましたが、噂に違わず素晴らしい。
んんん~美味しい!


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こちらは、「鯉のあらい」。
おつまみ系では、「尾花」の隠れた人気メニューだそうです。
「鯉」なんて最近あんまり見かけないので、夫が思わず頼んでいましたが、鯉のわりにはクセのない無難な味わいで、その分かえってインパクトがなく、こちらは今ひとつだったらしい。
(私はもちろんパスです)


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うな重1本勝負と行きたいところでしたが、空腹と好奇心の誘惑に負けて、ついつい「白焼き」も頼んでしまいました。
お醤油とわさびでさっぱりいただく白焼きは、うなぎの美味しさがストレートに味わえます。
蒲焼も美味しいですが、やはり白焼きも捨てがたい。
全くどろ臭さもなく、ふわふわで美味しい~!


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そしてついに登場したのがうな重。
メニューには、確か2,500円から500円刻みで3種類あり、それぞれうなぎの大きさが違うとのこと。
私たちは真ん中のにしました。
蓋を開けた瞬間に立ち上るうなぎの香ばしい匂いと言ったら、思わず喉がゴクリです。


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肉厚でふわふわ!!
こんなに柔らかいうなぎを、どうやって串に刺して焼いているのだろうかと思うほど、本当にふわふわで、お口の中でとけてしまいます。
たれは、甘さ控えめ、さっぱりしていて、うなぎの風味が一層引き立ちます。
脂っこさも全く感じず、肉厚なのに重くない。

むむむむむ…うまいっ!!
うますぎるっ!!

我が家は、家から近いということもあり、うなぎといえば東麻布のこちらに行くことが多く、それなりに満足していましたけれど、さすがにここまでのふわふわ感は初体験でございました。
いや~美味しかった!


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続いて(といっても同じ日に行ったわけではありませんよ)、ひつまぶしの「備長」。
本店はもちろん名古屋ですが、昨年銀座に支店を出店しました。
都内で美味しいひつまぶし(というか名古屋風のうなぎ)を食べられる貴重なお店です。


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まずは、おつまみに「肝わさ」と「骨せんべい」。
どちらも「尾花」にはなかったメニューです。
肝は、全く臭みがなく、まるで上質なフォアグラのような味わい。
骨せんべいも、カリカリで美味しい。


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こちらも、「尾花」にはなかった肝焼き。
これからしてすでにカリカリに焼かれていて、江戸前のうなぎのお店で食べる「肝焼き」とは食感がかなり異なります。
たれも甘めで濃厚。


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こちらはひつまぶし。
メニューには2種類があり(2,800円と3,800円)、お値段によって、うなぎの量が違います。
1杯目はそのまま、2杯目はお薬味(ねぎ、わさび)と共に、そして3杯目は出汁をかけて「うな茶」にしていただきます。
夫は、3回楽しめるこのひつまぶしのシステムが大変お気に入り。


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外はカリカリ、中も身がしっかりしています。
かといって決して「焼きすぎ」という感じではなく、脂がうまく落ちて、旨味だけが凝縮されているといるのが、食べると良くわかります。
ふんわりしたうなぎとは、一味も二味も違うこのカリカリ感、軽くていくらでも食べられちゃいます。
んんん~美味しい!!


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こちらは私のうな重。
ひつまぶしもうな重も、使っているうなぎは同じなので、私は今日はうな重をチョイスしました。
ひつまぶしも楽しくて良いですが、同じうなぎが乗っているなら、私はシンプルにうな重だけをがっつり食べたい派。
甘めのしっかりしたたれと香ばしく焼いたカリカリのうなぎの相性は最高です!!
うまいっ!!


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平日、週末を問わず、お昼時はいつもこの通り長蛇の列ですが、実は毎日3組のみ予約を受け付けています。
なので、早めに予定を立てて予約を入れておけば、待たずに入れます。
(たいてい1、2週間先までは、予約枠は埋まっているようですが)

ふわふわVSかりかり、私的にはどちらも美味しく、甲乙つけがたいところでしたが、夫は久しぶりに食べたひつまぶしに、かなりしびれた様子。
近いうち名古屋に本物を食べに行こうと、話がまとまりました。(私の中で勝手に)

同じうなぎでも、所変わればこうも違うものなのですね。
改めて食文化の奥深さ、面白さを再認識した次第です。
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Commented by Mrs.C at 2008-02-19 18:05 x
名古屋のうなぎは私にとっては最高ではありますが、それと平行して同じくらい好きなのが白焼きです。この白焼きをワサビで食べて、少しダシをかけて食べさせるところがあってこれまた最高。でも白焼きを出せるお店というのはうなぎの鮮度が高いお店の証拠なんだそうです。何でもそうですがシンプルな調理法で美味しいというのは材料の鮮度いかんですからね
Commented by sayuri at 2008-02-20 12:51 x
ホント美味しそう…私も「ひつまぶし」が食べてみたくて名古屋への出張を何度か入れたことがあります。名古屋は錦三丁目にある「いば昇」に行ったのですが、これがひつまぶしか・・・って感動したのを今も覚えています。
Commented by mt_sophia at 2008-02-21 09:24
◆MrsCさん◆
名古屋は白焼きもカリカリなのでしょうか。このお店にも白焼きはあるのですが、一度も頼んだことがないです。名古屋に行ったら、ぜひ食べたい。
Commented by mt_sophia at 2008-02-21 09:28
◆sayuriさん◆
そうそう、私も数年前、名古屋で初めて食べて(子供の頃に何度か食べているらしいのですが記憶なし)、えらく感動しました。「いば昇」は、次回名古屋ひつまぶしツアーで絶対に行こうと思っているお店です。銀座のこのお店も、なかなかですよ。ひつまぶしファンとしては嬉しい限りです。
Commented by bambi at 2008-02-29 15:38 x
ひつまぶしというものを先日初めて食しましたが、本当に美味しかったです!うなぎはもともと大好物ですが、あのカリカリが癖になりそう。
尾花もぜひ行ってみたい。。。
Commented by mt_sophia at 2008-03-01 15:37
◆bambiさん◆
ふわふわVSかりかりは、甲乙つけがたく、本当に迷うところですね。尾花もぜひ行ってみて下さい。ひっくり返るほど美味しいですよ。
by mt_sophia | 2008-02-18 15:51 | 美味しいお店(和) | Trackback | Comments(6)

食べること飲むこと作ること大好き。日々の「美味しい」をお届けします。


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