食べること飲むこと作ること大好き。日々の「美味しい」をお届けします。

by mt_sophia

信州蕎麦巡り③

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翌朝、夫を仕事先まで送り、私はその後松本城など市内をぷらぷら見学。
松本には初めて来ましたが、城下町の面影が色濃く残り、また四方を囲む山々も美しく、とても品のある街だなあという印象。
そういえば、昨日松本に到着した時、時間が早かったので、某ホテルの1Fにあるファミリーレストランにコーヒーでも飲もうと入ったところ、店内を埋め尽くしているのは、なんとほとんどが欧米人の観光客。
「そ、そんなに松本って観光名所なの!?」と、夫共々想定外の光景にびっくり仰天していたのですが、帰京後、友人にその話をしたら、きっとそれは上高地に紅葉を観に行く人達ではないかとのことで、なるほど~と納得。
(上高地は今が紅葉の見頃だそうで)

さっくりと市内を見学し、私は再び安曇野へ。
松本から安曇野までは、車で30分ほどです。
カーナビのおかげで、地図も何も見ずにどこにでも行けるのは、非常にありがたい。


f0107364_10314178.jpgまずは「栄作」。
田んぼの中を通り、その奥の赤松の林の中にひっそりとたたずむ隠れ家的なお店です。
お店の方は、とても気さくで、何とも温かみのある良い雰囲気。


f0107364_10403231.jpgもり蕎麦700円。
暗かったため、画像は今イチですが、とても艶々していてきれいな麺でした。
新蕎麦とのことで、甘味もあり、腰が強い麺は、まるでしらたきを食べているかのよう。
非常に美味しいお蕎麦でした。



f0107364_10453770.jpg続いて「山の花」。
色々リサーチした結果、ここは安曇野で最も人気のあるお店のうちのひとつのようです。
木をふんだん使った店内は、とても明るくて清潔。


f0107364_10483366.jpgもり蕎麦750円。
ご覧の通り、とても薄くて平らな麺です。
一見「べちゃっ」という印象ですが、腰はあり、香りは高く、口の中に蕎麦の甘味が広がります。
個人的には、あまり好みではありませんでしたが、お蕎麦は確かに美味しかった。
甘味も人気のようです。


安曇野の中でも、この2店がある穂高町は、お蕎麦屋さんの激戦区らしく、至るところに「手打ち蕎麦○○」という看板を見かけます。
また、小さな美術館やギャラリーも多いので、何日もかけてゆっくり廻ったら、とても楽しそう。
残りのお店は、老後の楽しみにとっておきます。

2軒をはしごし、再び松本へ。



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ちょうど夫の仕事が終わったとのことなので、あらかじめ決めておいた市内のお蕎麦屋さんにて待ち合わせ。
お店の画像を取り忘れましたが、お城の北側にある「五兵衛」という小さなお蕎麦屋さんです。
ここは韃靼(だったん)蕎麦で有名とのことで、先に着いた夫は、韃靼蕎麦と普通のお蕎麦の2種類をオーダーしていました。

韃靼蕎麦とは、中国原産の蕎麦粉で、普通の蕎麦粉とは種類が違います。
一般的な蕎麦粉に比べると、黄色味がかっていて、ほんのりと苦味があるのが特徴。
栄養価は、普通のお蕎麦より数倍も高く、どちらかというと薬膳的な意味合いが強い感じのするお蕎麦です。
(左の画像がそうです)

右のお蕎麦は、特に際立った特徴のない普通のタイプでしたが、充分美味しくて、この土地のお蕎麦のレベルの高さがうかがい知れるお蕎麦でした。



f0107364_11171123.jpg続いて同じく松本市内の「野麦」へ。
3テーブルしかない小さなお店ですが、ここも松本ではとても人気らしく、観光シーズンには外にずらりと行列が出来るとか。
一歩お店に入ると、安曇野のお店ののんびりした雰囲気とは違い、ピーンと張り詰めた緊張感を感じます。


f0107364_11212512.jpgもり蕎麦700円。
これは「半盛り」で、「普通盛り」は1,100円ですから、今回行ったお店の中では、ダントツの高額店です。
しかーし!超細の麺は1本1本腰があり、香りも高く、辛めのおつゆとの相性は最高。
いや~美味しい!!素晴らしい!!感動!!

パスタでいうフェデリーニのような細い麺なのに、非常に味わい深く、お店を出た後も、お口の中いっぱいにお蕎麦の香りが残っています。
このお値段でも、充分に納得。

「美味しかったね~」と言いながら、車に乗り込み、さーてお次のお店は…!?

…なんてことはなく、夫は夕方までに東京に戻らねばならないので、お蕎麦巡りの旅はこれにて終了。
「野麦」の余韻に浸りながら、松本を後にし、東京へと向かいました。
といっても、事前に目をつけていたお店には全て行けたので、もう大、大満足!

結局、1泊2日で10軒11種類のお蕎麦を堪能。
どのお店もひとつとして同じお蕎麦はなく、それぞれ個性があって、ブラインドで食しても、今回行ったお店なら、たぶんわかるのではないでしょうか。

どこもとても美味しかったけれど、「もう一度行きたいところ」あえて挙げるなら、私は以下の4店。

①野麦
②栄作
③つばくろ
④せきや

ここまでどこもレベルが高いと、あとは個人の好みだと思いますが、今回行った中では、我が家的には「野麦が秀逸」との意見で一致。
お城から比較的近いところにありますので、松本観光をされる際は、ぜひぜひ行かれてみて下さい。

信州全体に一体何軒のお蕎麦屋さんが存在するのか良くわかりませんが、イタリアで食べるパスタがどこもそれなりに美味しいように、きっとどこで食べても、それなりのレベルを味わえるのでしょう。
美味しい水、澄んだ空気、冷涼な気候、この土地の自然を大切に育むことによって、この蕎麦文化が発展したのですから、お蕎麦はまさに信州の自然の恵みそのもの。
わずか1泊2日では、そのほんの一端に触れただけですけれど、お蕎麦、お野菜、わさびと、信州の味覚を楽しめて、とても良い経験になりました。

こんな美味しい旅なら、いつでも運転手役を仰せつかりますわよ!>夫
by mt_sophia | 2007-10-12 12:32 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(2)
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Commented by bambi at 2007-10-15 09:46 x
まだまだあれで終わりではなかったんですね!笑
もたれないとはいえ・・・先生の胃には改めて圧巻&脱帽です。
長野のおそばっておいしそうですね!何にも知らない私は、信州のおそばってもっと色が濃くて太いものかと思ってました。ブログを拝見して、長野のお蕎麦は私好みかもと思いました。こんなおいしそうなお蕎麦なら私も食べたい!
青森のブログを読んだ時も思いましたが、先生のフィルターを通すと、どれもどこも、楽しそうに、魅力的に見えます!
上高地の紅葉、きっときれいでしょうね~。
Commented by mt_sophia at 2007-10-15 17:28
◆bambiさん◆
そうなんですよ。終わりではなかったのです(笑)。いや~たくさん食べました。つくづく強靭な胃腸を授かったことを、神様に感謝です。実は、その前後の週末もお蕎麦を3軒で食べているので、この1週間、一体どれだけのお蕎麦を食べたことか…。

お蕎麦も個性があり、一店一店麺もおつゆも全然違います。色々食べ比べると面白いですよ。何事も実際に行ってみて、食べて…ですね。