食べること飲むこと作ること大好き。日々の「美味しい」をお届けします。

by mt_sophia

美山荘

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翌日は、同じくウィンザー洞爺に入っている「摘草料理」の美山荘へ。
本店は、京都の駅から車で1時間ほど入った静かな山里にあるそうですが、不便な場所にも関わらず、いつの時代も、絶えず国内外から食通の方々がここのお料理を求めて集まるという伝説のお店です。
長いこと「京都からの門外不出」を頑なに守り続けてきたのですが、ミッシェル・ブラス同様、北海道の大自然に惚れ込み、「この土地なら」と、ここウィンザー洞爺に初めての支店を構えたのです。



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こちらも、昼夜同じお献立で、アラカルトはなく、23,100円と28,875円の2コースのみ。
皿数は、いずれも10品で、内容が一部異なります。

枕詞のごとく「摘草料理」と謳っているので、お献立はお野菜中心かと思っていたのですが、こちらのお店では、どちらかというと魚介類がメイン。
聞くと、京都の本店は、京野菜と川魚が中心で、こちらのお店は、あくまでも北海道の海の幸とお野菜にこだわり、両店は全く違ったコンセプトでお料理を出しているとのこと。



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お味は、意外なほどしっかり目。
お献立には、幻の「鮭児」、八角、雲丹、蟹、つぶ貝、帆立などなど、北海道を代表する海の幸がふんだんに使われています。
私はてっきり、薄味の京料理(しかもお野菜中心)が出てくると思っていたので、イメージしていたものと違うお料理に、最初はやや戸惑いの感すらあったのですが、なるほど、よくよく考えれば、ここは北海道。
京都と同じお料理を出すこと自体無理があるし、京都のお料理をそっくりここに持ってくるなんて、ある意味、何の意味もないわけですよね。

京料理の持ち味を生かしつつ、北海道の食材で北海道の気候風土に合わせたお料理を出す。
これぞまさしく「自然の恵みを受け止めて、雅の味とする」を最大のポリシーとしているこのお店ならではの成せる業です。
どのお料理も、ここでしか食べられない貴重な一皿なのね~と、一品一品、心していただきました。



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一番気に入った「きんきと蕪の小鍋仕立て」。
上品なお出汁、脂の乗ったきんきと、とろとろの蕪、これは絶品でした。
いや~感動しました!



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つぶ貝と芹の炊き込みご飯。
こちらも美味しかった~。
もう相当おなかいっぱいでしたが、あまりの美味しさに、おかわりしてしまいました。
胃袋がもうひとつほしいと、心底思いました。

ちなみに、こちらでは、お野菜は決してメインではないのですが、脇役のお野菜ですら、さすがにどれも素晴らしく美味しかった。
画像一段目の右は、湯葉の蒸し物なのですが、上にちょこんと乗っていたわらびの美味しいこと美味しいこと…。

そういえば、私達、外食となるともっぱら洋食ばかりで、夫婦二人っきりでこの手のお懐石を食べたのは、結婚して十数年経った中、なんと今回が初めてでした。
家族でのお食事会にお懐石が選ばれることはあっても、二人きりのお食事には、まず選択肢に上らなかったのですが、たまにゆっくり二人でお懐石も良いものですね。
これからはもっと、お懐石のお店にも足を運んでみたくなりました。

京都の美山荘にも、ぜひ行きたいです。
個人的には、ミッシェル・ブラスより、美山荘に一票でした。

また行きたい ★★★★★
by mt_sophia | 2007-02-01 06:49 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(4)
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Commented by Tokko at 2007-02-02 17:00 x
素敵なご旅行ですね~
ウィンザー洞爺には、昨年の夏、旅行で泊まりました。
良き思い出です。

ミッシェル・ブラスも美山荘も、私達には敷居が高くて、残念ながら行けませんでした。
夕食は、ちょっと離れたところにあるピザのお店に行きましたが、ここもとてもおいしかったです。
でもいつかはやっぱりミッシェル・ブラスか美山荘、行ってみたいね~と主人とも話しています。

ブログを見たら、ますます行きくなりました!

Commented by christy at 2007-02-04 13:18 x
2つのエントリーを読んで、やっぱりお料理は目でも楽しむものなんだな~と実感しました。私はめんどうでちょっとtoppingのgreenを省略してしまったりするのですが、そういうのもきっと大事なんですね~。
日本料理は食器も楽しみですね。日本では年齢的に懐石なんていうものを経験する前に、アメリカに来てしまったので、こういうお料理を食べるというのは憧れです。どれも本当に綺麗だし、おいしそうです。
Commented by mt_sophia at 2007-02-04 16:09
◆Tokkoさん◆
コメントありがとうございます。Tokkoさんもウィンザー洞爺、行かれたことあるのですね!
ピザは「ピットーレ」ですね。
本店が上越のスキー場にひょっこりとあって、こちらには行ったことあります。
今度はぜひ、ミッシェル・ブラスと美山荘、いらしてみて下さい。
Commented by mt_sophia at 2007-02-04 16:19
◆christyさん◆
見た目と食材、そして料理方法、3拍子揃って初めてお料理は完成するのでしょうね。
せっかく美味しいお料理を作っても、盛り付けやお皿が全然良くないと、全然美味しそうに見えないし、美味しいお料理を作ったら、やっぱりそれなりの器や盛り付けをしたいものです。
私達も、ワイン好き、そして私が日本食が今ひとつ苦手だったこともあり、あまり懐石を選ぶことはなかったのですが、今回とても良かったので、これからはもっと、お懐石にも挑戦してみようと思っています。
そして、意外と、「これを洋風にアレンジしたら面白そう」というメニューもあり、新しいレシピへのヒントももらったような気がします。
食べることは、本当に楽しいですね!