ワイナリーあれこれ

いやいや、今回の滞在で、一体何ヶ所のワイナリーに行ったのか、自分でもわからなくなっている状態なのですが、かろうじて画像が残っているものだけでも、ちょこちょことご紹介していこうと思います。

まずは、私がカリフォルニアワインの中では、一番好きかもしれない「Quintessa」。
数年前、ハワイの「Roy's」で、なんとなく名前の響きが良くて選んだのですが、とっても私好みの味わいで、以来お気に入りのワインとなっています。

ワイナリーあれこれ_f0107364_2025298.jpg生産量が少ないため、日本ではあんまりお見かけしないのですが、知る人ぞ知るカリフォルニアワインの銘品です。
こちらでも、知っている人は少なく、「あなたのお気に入りは?」と聞かれて、「Quintessa」と答えても、たいていは「聞いたことなーい」という顔をされます。

こちらも、ワイナリー訪問には予約が必要で、私は日本からメールで予約を入れておきました。
ビジター1組にガイドさんが1人ついて、ワイナリー裏の丘などを歩きながら、丁寧にワイナリーとワインにまつわるお話などを説明してくれます。
ぶどう畑、ワイン工場、セラーなどの一通り見学が終わり、テイスティングルームに戻ると、上記画像のように、地元産の手作りチーズとQuintessaが注がれたグラスが、きちんと人数分用意されています。
Quintessa、私は久しぶりに飲んだのですが、相変わらず凝縮された果実味があって大変結構。
そしてこのチーズもとっても美味しかったです。

このテイスティングを含むツアー代は、1人25ドルですが、ワインを購入すると、これは返金されるシステムになっています。
私が、Quintessaが好きということもありますが、今回訪問したワイナリーの中では、一番対応も良く、良心的で、充実していたのがここのワイナリーだったように思います。



続いて、Opus OneやDominusのような華やかさはないけれど、カリフォルニアを代表するワイナリーのひとつである「Stag's Leap」。



ワイナリーあれこれ_f0107364_20205258.jpg有名な上に、予約なしで誰でもテイスティングできるワイナリーなのに、過去2回では行ったことがなく、なぜか今回が初めての訪問となりました。
15ドルでカジュアル・ラインのものを5種類、30ドルで看板ラインのものを5種類と、テイスティングは2コースあり、好きな方を選べます。
このワイナリーの看板ワインである「Cask23」を、私はまだ飲んだことがなかったので、私は迷わず「看板ラインコース」にしたのですが、「Cask23」は、期待していたほどのインパクトはありませんでした。
もうひとつの看板ワイン「Fay」は、ビンテージが違うものを2種類出してくれたのですが、こちらの1999年の方は、まろやかで円熟した味わいがあって、素晴らしかったです。

このワイナリー、前日にワイナリーの前を通ったら、日本人と思われる二人の名前が書かれたウェルカムボードが立っていました。
テイスティングに行った時に聞いたら、昨日日本人のカップルが、ここで結婚式を挙げたのこと。(ワイナリーでは、たいていパーティが出来るようになっています)
二人ともここのワインの大ファンで、結婚式の場所としてここを選び、わざわざ日本からやってきたのだそうです。
二人の思い出のワインだったのでしょうね、きっと。



1日は、ソノマまで足を延ばしてみました。
ソノマでも色々なワイナリーに行ってみましたが、こちらは、「J(ジェイ) Winery」。


ワイナリーあれこれ_f0107364_20314624.jpgテイスティングは、誰でも予約なしでできますが、スパークリング、白、赤2種類の合計4種類と、それぞれに合わせたオードヴルがセットになった20ドルの1コースのみになっています。
ここには、ピノ・ノワールに期待して行ってみたのですが、テイスティングで出てきたスパークリングがとっても芳醇でコクがあり、こちらの方を気に入ったので、そちらを1本買って帰ってきました。
隣同士に建っているワイナリー(名前は失念)にも行きましたが、こちらは、ソーヴィニオン・ブランが美味しかったです。



数種類をテイスティングする場合、たいていは1つのグラスを使いまわすのですが、前出の「Far Niente」やここの「J」は、きちんと1種類ずつグラスを用意してくれているので、とても親切だなと思いました。
ワイナリーによっては、テイスティングに使ったグラスを持って帰っても良い(グラスがテイスティング代に含まれる)というところもあります。
どこのワイナリーも、テイスティンググラスはたいてい、私がこの前大量に購入したリーデルと同じタイプのものでした。

カウンターには、必ず小さなバケツのようなものがあって、飲み切れないものはそこに捨てるようになっています。
とっても気に入ったりしたら、「もうちょっといただけますか?」と言えば、たいていは快く注いでくれます。
by mt_sophia | 2006-05-09 20:44 | 美味しい旅・風景 | Trackback | Comments(0)

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