ピマン・デスペレット
2009年 07月 14日
フランスとスペイン、二つの国にまたがるバスク地方。
両国のはざまにありながら、その独自の民族性を貫き、長きに渡って複雑な歴史に彩られた特別な地域です。
そのバスク地方にあるエスペレット村という小さな村の特産品が、このピマン・デスペレット(エスペレットの唐辛子)。
フランス国内で唯一、原産地呼称統制法(AOC)によって認定されている由緒正しき唐辛子で、この村以外で生産されたものは、「PIMENT D'ESPELETTE=ピマン・デスペレット」 を名乗ることができません。
唐辛子といっても、韓国産のものなどに比べると、辛味は柔らかく、ほのかに甘味もあって、とってもエレガント。
主張しすぎず、控えめにお料理のお味を引き立てる、フランス産らしい唐辛子です。
日本でも、ここ1、2年、レストランのメニューで見かけることが多くなっただけでなく、スウィーツやバターなどにも、このピマン・デスペレットを使ったものをちらほら見かけるようになりました。
今年あたり、更に流行りそうな予感!?
今月のレッスンでは、このピマン・デスペレットを使ったお肉料理を一品ご用意しています。
合わせるのは、軽く冷やしたスペインのテンプラニーニョ。
唐辛子といっても、ワインのお味を損なうほどの辛さはないので、まろやかで深みのある優しいお味を、ワインと共にお楽しみいただけます。
残念ながら、今のところ、日本では簡単に手に入るようではないので、フランスやスペインなどにご旅行など行かれることがあれば、お土産に買われる(またはお願いする)ことをおすすめします。
バスクのシンボルカラーである緑、赤、白のシールが目印です!
日本にも必要なシステムですね。
バスクといえば、西麻布のカプトリーノの後のスペインバスク料理のTXOKO (チョコ)行かれましたか?すごくリーズナブルだし、お酒も珍しく、お料理も美味しかったです。難点はお店はカジュアルなんだけど、来てるお客のせいもあるかもしれないけど雰囲気が硬いというか、なんというかなんです。もう一度行きたいんですが、うちの家内が「雰囲気と客層があまり好きでない。」とのってきません。
私も本当にそう思います。>AOC制度
フランスの農業(農産物)に対する意識の高さを、日本も見習わないとなりませんね。
田中康夫氏が長野の知事だった頃、こういう制度を導入しようとがんばっていたように記憶していますが…結局実現しないで終わってしまいました。
エピス尽くしがテーマのコースなら、間違いなくピマン・デスペレットが使われているだろうなと思っていました。やっぱり!ですね。
豚と相性良さそうです。食べたいな~。
どちらというと本業と関係するもんで・・・・
ピゴール豚の肩ロースのグリエ>
よく考えたたこれのソース、中華ぽくも、アメリカぽくもなくスペアリブスにすごくよさそうです。シェフ、レシピ教えてくれるかな。
ほほう…そうでしたか!ではもし日本に導入されるようになると、お忙しくなるのでしょうか。
中華ぽくもなく、アメリカぽくもなく、スペアリブに良さそうなたれ…。
どんなお味なのでしょう???
ところで、あまりにお安い穴場なのでブログで公開するのストップして、どうするか思案中の中華料理屋の情報、デジブック化してアドレスをご存じの方々に昨日送信しました。例えば、「揚げピータン黒酢タレ2個500円、和牛ハツ、葱、クミン、唐辛子の炒め1300円です。みなさんDMか迷惑メールかと思ってお一方しか開いてないようなので是非ご覧ください。
レシピ、ぜひぜひ教えて下さい~♪
五指山、友人がファンで、よくお話聞いてます。中華好きとしては、一度行きたいと思いながら、我が家からはちょっと遠いのでなかなか…。
友人によると、「芝海老と生のりの黄唐辛子土鍋煮」というのがおすすめだそうです。
食べたいな~。
インターネットなどで食材はいくらでも手に入るご時世ですから、あとは情報さえあれば、どこに住んでいようと、食卓はそれなりに充実させられる良い時代になりました。
私も日々、色々な方から色々な情報を教えていただいてます。