花ズッキーニのフリットなど

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この週末は、学生時代の友人ご夫妻が遊びに来てくれたので、我が家にてワイン&ディナー。
毎年5月から11月までの間は、基本的に週末は東京にいないので、今の時期は、日頃ご無沙汰の友人達との再会が続きます。
彼女とは、時折会っても、ご主人様の方とは、結婚式の時にちょこっとお会いしただけだったので、今回、初めてゆっくりお話できるのが、とても楽しみでした。
念のため、事前に食べ物の好き嫌いをお伺いしたところ、「私達は、この世に食べられないものはないわ」との頼もしいお返事。
何でも良く食べてくれるゲストは、こちらもとても楽しいので、大歓迎です。


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さて、まず前菜は、先日に続きシーフードプラター。
今回は、生牡蠣と一緒に、えびも加えました。
えびは、朝、築地で仕入れたメキシコえび。
ブラックタイガーや大正えびより、甘味が強く、火を通すと色がきれいに出ます。
牡蠣も築地ではたくさん売られていますが、こちらは殻を剥くのが手間なので、ナショナル麻布にて調達しました。


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ホワイトアスパラガスのグリル。
こちらも築地で仕入れました。
軽く下茹でしてから、グリルパンで焼き、シンプルに塩とオリーブオイルのみで味付けしています。
豊かな土の香りが、春を感じさせますね。


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こちらは、花ズッキーニ。
本来の旬は初夏なのでしょうけれど、築地には今くらいから出回り始めます。
(もしかしたら1年中あるのかも?)
今日は、このお花の部分に、モッツァレラチーズ、アンチョビ、ドライトマトを入れて、衣をつけてフリットにしました。
もうだいぶ前になりますが、お教室でも作りましたね。


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花ズッキーニは、このように、1本1本丁寧にパッキングされ、お花の部分には、スポンジが入って売られています。
「花」というだけあって、香りが結構あります。
肝心のフリットは、バタバタしていて画像を撮り損ねたのですが、衣はきれいにつき、チーズも爆発することなく、さっくり揚がりました。
茎の部分が、これまた柔らかくて美味しい…。(赤ちゃんですから…)


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こちらは、夫が担当したアヴォカドのディップとゴルゴンゾーラのペンネ。
どちらもなかなか美味しくて、ゲストにも好評でした。
特に、彼のアヴォカドのディップは、レモンとタバスコが利いていて、かなりいけます。
数年前までは、お料理などしたこともなかった彼が、今ではお客様というと、2品くらいパパッと作ってくれるので、大変助かります。


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メインのラムのグリル。
Nisshinで仕入れた生ラムを、ハーブなどと共に一晩マリネして、オーブンで焼きました。
Nisshinのラムは、柔らかくて本当に美味しい。
(このあたりでは、もう私も相当酔っ払っていて、盛り付けなどもほとんど適当です)


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妊娠をきっかけに、めっきり飲めなくなったワインでしたが、最近徐々に復活して来ました。
シャンパン→安シャブリ→オーヴァチュア→オーパスワン→食後にシェリーと、この日は、久しぶりにひとり1本+αペース。
オーパスワンは、ゲストが持ってきて下さったのですが、彼女達が持ってきてくれたのは、2004年だったので、開けるにはちょっと早いかも?ということになり、代わりに我が家のセラーに眠っていた2002年を開けました。
2002年のカリフォルニアは、かなりの当たり年とのことですが、タンニンはほど良くこなれ、香りも甘味も豊かで、圧倒的な凝縮感。
はぁ美味しい…。
いつも思うのですが、カリフォルニアのカベルネって、ボルドーのような「気難しさ」がなく、底抜けに明るく、単純明快な美味しさがあります。

作って、食べて、飲んで、しゃべって、気がつけばあっという間に6時間。
初対面のご主人様とも、すっかり盛り上がり、なんだかもう何年来もの友人ってくらいな勢いでした(笑)。
こういうひと時は、本当に人生を豊かにしてくれますね。
素敵な友人夫妻に、心より感謝です。
(この日は、この他、「白子の香草バター焼き」も作りましたが、こちらは画像撮り忘れました)
Commented by bambi at 2009-02-24 00:38 x
相変わらず美味しそう!ご主人のパスタもたまに思い出して食べたくなるほどおいしいですものね。ゲストは幸せですね!
ペコロスもそうですが、先生は「ただ焼くだけ」とか「ただ~するだけよ」ってよく仰いますが、これが難しいんだということを頻繁に料理をし始めてよく思います。先生の作るものはどれも丁寧で絶妙なんですもの!なかなか同じようにはできません。何年か前、ホワイトアスパラガスを焼いてチーズをかけるだけと出してくださったものがそれはそれは素人の味ではなかったのを覚えています。「良い」焼き加減、塩加減・・・その技とセンス、すごいです。
私はレシピを復習しながら、日々精進です!
Commented by mt_sophia at 2009-02-25 00:01
◆bambiさん◆
私がずっと通っていた某焼き鳥屋さんで出てくる絶品きゅうりの塩漬けは、「はしを落として、塩をもむだけ」とママが教えてくれるのですが、私がいくら同じように作っても、決して同じようには出来ませんでした。ママ曰く、「お料理というのは、絶対に同じように仕上がらないのよ」とのこと。理屈や理論ではないから、言葉や数字では説明つかないんでしょうね。お料理って面白いですね。
Commented by christy at 2009-02-27 07:02 x
こんにちわ〜。
素敵な再会でしたね。
そして、レストラン級のお料理にため息です。
どれもワインに合いそうなものばかりでおいしそう〜。
シーフードプラッターの飾りつけ、参考にさせていただきます!!
mt-sophiaさんもいよいよワイン復帰なされたのですね!!
opus、こっちですら年々値段が上がっていき、
ますます手が出なくなりましたが、時々飲みたくなります(笑)。
Commented by mt_sophia at 2009-02-27 12:50
◆christyさん◆
こんにちわ!お元気ですか?シーフードプラター、この冬のMyブームです。もっと色々乗せたら楽しそう♪
ベイエリアも、美味しい牡蠣がたくさんですよね。(あ、でもchristyさんは生牡蠣ダメでしたよね?)「Swan」で食べた小粒の牡蠣が恋しいです。

Opusの2004年なんておいくらだったのかしら~。怖くて聞けませんでした(笑)。
by mt_sophia | 2009-02-21 19:50 | お客様備忘録 | Trackback | Comments(4)

食べること飲むこと作ること大好き。日々の「美味しい」をお届けします。


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